アクアに次ぐトヨタの人気コンパクトカー・シエンタの魅力や不具合、リコール情報!

2015年7月、12年の時を経てようやくフルモデルチェンジされたシエンタ。トヨタを代表するアクアに次ぐ人気車種と言われています。今回は新型シエンタの魅力や不具合、リコール情報をまとめています。

実はロングセラーのシエンタ!新型の魅力はどこ!?


2003年の発売以来、長らくモデルチェンジが行われてこなかったシエンタですが、12年が経過した2015年、待ちに待った初のフルモデルチェンジが行われました。

今回登場した新型の魅力の一つは何と言ってもハイブリッド。

1.5L小型ハイブリッドシステムを搭載し、JC08モードにおいて何と27.2km/Lという超低燃費を実現しました。

さらに安全性能も格段に向上しています。

■プリクラッシュセーフティシステム

レーダーとカメラ、2種類のセンサーで前方の障害物や先行車を検知し、衝突の危険が高まると警報やモニター表示で回避を促すほか、強力なブレーキアシストや自動ブレーキなどによって衝突の回避、被害の軽減をサポートします。

■レーンディパーチャーアラート

道路上の白線や黄線を認識し、ウィンカーを出さずにそれらを踏み越えそうになった場合、警報とモニター表示で注意を促します。

■オートマチックハイビーム

先行車や対向車のライトを認識してヘッドライトのハイビーム、ロービームを自動で切り替えます。操作の手間が不要になるほか、うっかり切り替え忘れを防いだり、遠方の歩行者の早期発見などに寄与します。

そのほかの装備や性能としては

・バックカメラ
・盗難防止システム
・ヒルスタートアシストコントロール(坂道発進の支援)
・S-VSC(滑りやすい路面、急旋回時などの横滑り等を軽減)
・SRSエアバッグ、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグ
・ドライブスタートコントロール(急発進、急加速の抑制)

などが盛り込まれています。

満を持してフルモデルチェンジされたトヨタのコンパクトミニバン・シエンタ。このような様々な性能や装備が充実したことで、一時下火になりかけていた人気が再燃してきており、アクアに次ぐ人気車種となっています。

シエンタのリコール情報


シエンタはリコールがとても少ない車ですので、それだけしっかり製造されているということに繋がります。

ここでは主に初代シエンタで発表されたリコールについてご紹介します。

《2010年11月18日開始のリコール》

■不具合の内容

販売店オプションとして設定しているウォッシャ液凍結防止ヒータが装着された車両において、ヒータ制御回路部の防水用オーリングの締め代が不足しているため、ウォッシャ液が制御回路内に浸入することがあります。

そのため制御回路が溶損し、最悪の場合火災に至るおそれがあります。

■改善の内容

全車両当該ヒータを取り外します。
なお、装着時の費用は返金させていただきます。

《2007年10月18日開始のリコール》

■不具合の内容

電動式燃料ポンプの内部モータの隣接するコイル線が干渉しているため、燃料中の微小異物とモータの振動によりコイル線の被覆が摩耗することがあります。

そのため、そのまま使用を続けると、コイル線の被覆が損傷して短絡し、燃料ポンプが作動しなくなり、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。

■改善の内容

全車両、当該燃料ポンプを対策品と交換します。

《2004年11月19日開始のリコール》

■不具合の内容

(1)制動灯用スイッチの接点にはたらく電気負荷に対する接点部の形状が不適切なため、接点に酸化物が生成され接触抵抗が増大するものがあります。そのため、スイッチが導通不良となり、制動灯が点灯しなくなるおそれがあります。

(2)電動式燃料ポンプの製造時に異物の除去が不充分なため、内部モータの配線被覆が異物により損傷して短絡し、燃料ポンプ回路のヒューズが切れたり、モータブラシが異常摩耗することがあります。

そのため、燃料ポンプが作動しなくなり、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。

■改善の内容

(1)全車両、当該スイッチを対策品と交換します。
(2)全車両、当該燃料ポンプを良品と交換します。

リコールについては基本的にディーラーからダイレクトメールなどで情報が届けられますが、もし見逃してしまったり失念してしまった場合でも、下記のページで検索することができます。

該当するリコール等の内容と実施状況の検索

もしくはトヨタ自動車のお客様相談センターに直接問い合わせることでも確認できます。

フリーコール:0800-700-7700(9:00~18:00/年中無休)

確認には車台番号などが必要になりますので、車検証をお手元にご用意ください。

シエンタのサービスキャンペーン情報

ここでは、リコールにはならなかった不具合のうち、該当する症状が発生した場合に無償で修理・交換を行ってくれるサービスキャンペーンについてご紹介します。

■不具合の内容

2015年~2016年に生産されたシエンタの一部車両が該当します。

後席第1列シートにおいて、タンブル操作(レバー操作によりシートバック及びシートクッションを折り畳む操作)の際、誤ってシートレッグサイドカバー下部に手を添えると、シート内部へ格納される可動ロック部に指を挟むおそれがあります。

■改善の内容

全車両、シートレッグサイドカバーを対策品に交換します。

そのほかのリコール情報、サービスキャンペーン情報、保証期間延長等の情報についてはトヨタのサイト上で確認することができます。

リコール等情報

ファミリーや女性にもピッタリ!オシャレになった新型シエンタは買い!


ファミリーカーとは思えないようなスポーティでシュッとしたオシャレなデザイン、多彩なシートアレンジが可能なインテリア、そしてハイブリッドの優れた燃費性能など、新型シエンタはワクワクするような車です。

小回りが利くコンパクトカーにも関わらず3列シートを採用するほど車内は広く、それでいて運転がしやすいというオマケ付きです。

ファミリーや女性にもピッタリの新型シエンタは「買い」です!