ガリバーは諸費用が高い?妥当?購入を決めるポイントは○○にあり!

中古車を購入する際、車両価格のほかに諸費用が必要になるのですが、諸費用とは何の費用なのでしょうか?また「ガリバーは諸費用が高い」という声を見かけることがありますが、実際はどうなのでしょうか?購入を決める際に押さえておきたいポイントと共に解説します!

ガリバーで中古車の購入を検討している人はどう感じている?

・ガリバーで中古車の見積もりをとったのですが、諸費用で約30万円と書かれていました。高く感じるのですが、これは妥当な金額でしょうか?

・ガリバーで中古車を購入する予定なのですが、諸費用が約24万円とのことだったので保留しています。車検は残っているのですが、点検整備などの費用は必要なのでしょうか?

・ガリバーの諸費用が30万超えなんですけど、これって高くないですか?もう一台安い車が買えそうな気がします。

このように「諸費用が高いのでは?」という声を見かけます。

果たして実際はどうなのでしょうか?

例として、ガリバーで車両価格95万円程度の軽自動車を購入する際の諸費用の一部(パッケージ)をご紹介します。

■パッケージなし:約25万円
車庫証明代行、フルサポート1年保証、返品サービス

■スタンダード:約25万円
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス

■メンテナンス:約28万円
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス、メンテナンスパック2年

■ガラスコート:約30万円
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス、ガラスコーティング、希望ナンバー

■フルサポート:約35万円
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス、メンテナンスパック2年、ガラスコーティング、希望ナンバー

上記は諸費用の一部ですが、ガリバーにはこのようなパッケージがあり、軽自動車でも25万円~35万円程度かかりますので、他の販売店やディーラーなどと比べると多少高めに設定されているようです。

その理由の一つとして、ガリバーは独自の「返品サービス」を取り入れているということが考えられます。

これは、納車から100日以内であれば理由の如何を問わず返品がOKというサービスです。返品の際に車両価格の5%は支払うことになりますが、それ以外の費用は全て返金されます。

*ガリバーグループのリベラーラでは30日以内、またアウトレット店では本サービスは提供していません。

業界トップクラスの返品サービスですので、もしかするとこのような「安心感」も諸費用として含まれているのかも知れません。

そもそも諸費用ってなんの費用?


中古車の購入時には、車両価格のほかに諸費用がかかります。これはガリバーに限らずどの販売店やディーラーで購入しても同じです。

諸費用は法律で決められている「法定費用」と、販売店やディーラーなどが納車前に整備をしたり、名義変更など様々な手続きを代行する際のいわゆる手数料、オプションなどを付けた場合などに発生する「その他の費用」に分けられます。

■法定費用

(1)自動車取得税

車を取得した人が登録した都道府県に支払う税です。新車か中古車か、または中古車でも年式によって異なりますが、取得価格(車両価格+主要オプション装備の約90%程度)のうち3%(軽自動車は2%)となります。

(2)自動車税

自動車税は排気量によって分けられている税で、中古車登録をした翌月から次の3月までの分を一括で支払います。

例えば4月に登録した場合は翌年3月分までを支払うことになりますが、3月に登録した場合は購入時に支払う必要はありません。ただし、軽自動車に限っては何月に登録をしても必ず10,800円かかります。

(3)自動車重量税

車両の重量によって分けられている税です。通常は車検時に次回の車検までの分を支払いますので、もし車検が残っている中古車を購入する場合は、次回の車検時まで支払いは不要です。

(4)自賠責保険料

自賠責保険は加入する義務がある強制保険です。保険料は本土、離島で異なりますが普通車・軽自動車ごとに一律で決められていますので、どの販売店で購入しても同じです。

(5)リサイクル料金

リサイクル料金は廃車にする際に必要な、自動車リサイクル法で決められている費用です。車種などによって異なりますが、1万円~2万円程度を前払いで支払う必要があります(廃車にせず売却をした場合は返還されます)。

(6)消費税

消費税は法定費用以外の車両価格、オプション費用、整備費用、納車費用、代行費用などにかかります。

■その他の費用

(1)登録・名義変更代行費用

車両登録は自分で行えば無料ですが、手続きに手間がかかることからほとんどの人が販売店に代行してもらうことになります。名義変更も自分でできますが、前オーナーの個人情報などの関係で販売店が行うケースがほとんどです。

(2)車庫証明代行費用

登録費用と同じく自分で行えば無料ですが、登録などと併せて販売店にお願いする人が多いようです。

(3)納車費用

車の保管場所から購入者の自宅までの距離により異なりますが、運搬費用や人件費などが含まれています。自分で販売店に取りに行く場合は無料です。

(4)整備点検費用

必須ではありませんが、納車前に最終点検を行う販売店は多いようです。

(5)その他

納車前の洗車や室内クリーニング、あるいはメーカーや販売店が用意しているオプションやパッケージなどを選択した場合はそれらの費用も含まれます。

名目や項目は販売店ごとに異なりますが、中古車購入時の「諸費用」には、概ねこのような費用が含まれています。

ガリバーの諸費用は高い?妥当?購入を決める重要なポイントとは!?


ガリバーの諸費用が高いのか安いのか、あるいは妥当なのか。これはその人の価値観によるところが大きくなります。

例えば

「10年がっつり乗りたい!」

という場合は「あんしん10年保証」が付いれいれば安心を買うことができますし

「やっぱり違う車が良かった…」

という場合は「返品サービス」を利用することもできます。これらに価値を感じられる場合は妥当と判断するかも知れませんし

「10年も乗らないから長期保証は不要」
「返品はしない」

という場合は高いと感じるかも知れません。

また、前の項目でご紹介した「その他の費用」は、販売店が独自で価格設定しているものになります。

例えば登録代行費用が1,000円でも10,000円でも、そのお店が自由に設定できるという訳です。

特に車両価格が相場より安く設定されているとすると、他の部分で利益を上げなければなりませんので、デフォルトでオプションやパッケージが設定されていたり、代行費用や手数料などが高めに設定されているということもあります。

車両価格だけを見て安いと判断してしまうと、諸費用込みの見積もりを見てがっかりしてしまうということがあるかも知れません。

これらをまとめると

・諸費用が高いかどうかはその人の価値観や車の乗り方による
・購入するかどうかは諸費用を含めた「支払総額」で考えた方が良い

ということが言えます。

事前に諸費用込みの支払総額が分かれば安心!


実際に見積もりをもらわなければ支払総額が分からないとなると、見積もりを取る時間もかかりますし、支払総額が予算オーバーしてしまった時は探し直さなければなりません。

そんな時に便利なのが支払総額があらかじめ掲載されているサイトです。

例えばカーセンサーでは、中古車の詳細情報が掲載されているページに本体価格のほか「支払総額」が税込で掲載されています。

これは車両価格と法定費用など乗り出すために最低限必要になる費用が含まれた金額です。

オプション等を追加する場合は金額が変わってきますが「これだけで乗り出すことができる」という総額を表示しています。

*カーセンサーの支払総額の詳細についてはこちらをご覧ください。
支払総額

特に「予算が限られているので支払総額を事前に知っておきたい」という場合は、カーセンサーのようにあらかじめ掲載されているサイトを利用すると良いのではないでしょうか。