アルファードの人気のポイント!
アルファードは2002年5月にグランドハイエースやグランビアの後継車として初代が発売され、これまでに2度のフルモデルチェンジと3度のマイナーチェンジを繰り返して、2015年発売の3代目が現行モデルです。
街で見かけてその存在感に圧倒された!という方も多いのではないでしょうか。
まずはアルファードの人気のポイントに迫りたいと思います。
《アルファードの人気のポイント》
アルファードの魅力を挙げたらキリがありませんが、ここでは主に3代目アルファードのエクステリア、インテリア、走行性能などをいくつかご紹介します。
(1)エクステリア
マスクやボディは豪華・優雅・荘厳・勇壮などの言葉がピッタリの、まるで要塞のような存在感バツグンの仕上がりになっています。
ボディカラーは全グレード共通で以下の4色があります。
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
・ブラック
・グレイッシュブルーマイカメタリック
また、グレードによって以下の3色が追加され、合計7色となります。
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
ハイブリッドではSR、ガソリンではSAとSがそれぞれエアロボディ仕様となっていて、アルミホイールも18インチと標準仕様よりもさらに「要塞感」がアップしています。
(2)インテリア
高級セダンに勝るとも劣らない、超豪華な内装も見逃せません。
ハンドルやインパネ、格納テーブルなど随所に木目調パネルや金属調素材がちりばめられており、クッション性の高いシートも高級セダンに引けを取りません。
また、ゆったり座れるシート幅に電動オットマン(足乗せ用ソファ)付きの2列目シート、最大で1,160mmという超ロングスライドになった助手席など、これまでにない「くつろぎ」や「ゆとり」を味わうことができます。
(3)走行性能
アルファードは乗り心地の良さ、運転のしやすさなどにも定評があります。
特にコーナーを曲がる際の横Gに対する踏ん張りは、同クラスのミニバンの中でもトップクラスと言われています。
また足回りの重量も比較的軽くなっていますので、悪路などであっても安定した走りや乗り心地を感じることができます。
・自車を上から見たような映像がナビの画面に表示される「パノラミックビューモニター」
・超音波とカメラで駐車スペースを検知して駐車位置を自動設定する「インテリジェントパーキングアシスト」
・前を走る車との距離を適切に保つ「レーダークルーズコントロール」
など、ドライバーをサポートするシステムも多数盛り込まれています。
人気のポイントはまだまだありますが、特に高級志向のユーザーに人気が高いようです。それでは次に、気になるアルファードの故障しやすいポイントについても触れていきましょう。
アルファードで故障しやすいのはどこ?修理費用はどれくらい?
アルファードに多いと言われている故障部位や原因、修理費用の目安などを解説します。
エンジンオイルの異常消費
初代、2代目の2.4Lエンジンを搭載しているモデルの中には「中国製の2AZ-FE型エンジン」が使用されているものがあり、エンジンオイルの消費量が明らかに多いという欠陥を抱えています。
日本製では何も問題がないのですが、中国製に当たってしまうと上記のような症状が現れ、エンジンオイルの消費に気づかず乗り続けてしまった場合、最悪のケースとしてエンジンが焼き付き、オーバーホールや載せ替えが必要になります。
もちろん、このアルファードの故障・トラブルに関してはトヨタも把握していますので、保証期間を9年に延長し、期間内であれば無償で対策を行ってくれます(期間経過後は有償です)。
エンジンのオーバーホールや載せ替えは100万円以上かかることも珍しくありませんので、エンジンオイルの減りが早いと感じたら念のためアルファードの故障を疑って、ディーラーに持ち込んで確認をしてもらいましょう。
インバーターの故障
アルファードのハイブリッドモデルにおいて、システム内の変電装置であるインバーターが故障してしまうという例も多いようです。
一部ではアルファードのよくある故障としてリコール対象となっているものもあるようですが、そうでない場合、インバーターの交換費用として50万円~60万円もの出費を覚悟しなければなりません。
原因は経年劣化と加熱によるものと言われています。
ハイブリッドシステムは年々進化しているとは言え、まだまだ成熟しているとは言えないようです。
スライドドアの故障
特に初代で多く見られたものですが、スライドドアの構造に欠陥があり完全に開ききらず(開いた状態でロックされず)、傾斜によっては徐々に閉じてきて挟まれてしまうという事例も多数報告されています。
アルファードのドアといえば大きく重いものですので、大きな事故に繋がりかねないトラブルです。
構造が原因の場合はトヨタで交換してくれるようですので、もし上記のような症状が見つかったらすぐにアルファードの故障を疑ってディーラーまで持ち込むようにしましょう。
ただし、経年劣化などによるアルファードの故障であれば修理や交換が必要になりますので、その場合はドア1枚につき10万円程度の費用を見込んでおいた方が良いでしょう。
このように、アルファードの修理費用は比較的高額なものが多くなりますので、覚えておきましょう。
アルファードのその他の故障に関する情報
ネット上などで見かけるアルファードの故障に関する個別の案件をピックアップしてご紹介していきましょう。
・右にハンドルを切ると「左」、左にハンドルを切ると「右」のドライブシャフトから異音がする
・ラジエーターの液漏れがあった
・平坦な道でもまっすぐ走らない(左に寄って行ってしまう)
・Dレンジに入れていても勝手にシフトチェンジしてしまう
・運転席のワイパーにビビりや拭き残しがある
・ハイブリッド警告灯が頻繁に点灯する
・エンジンからキュルキュルという異音が聞こえる
このような事例が報告されています。ドライバーの設定に起因するものもあるようですが、中には安全に関わる重要なものもあります。少しでも異常を感じたらアルファードの故障である可能性が考えられるため、ディーラーに持ち込むようにしましょう。
高額な修理費用…もし買い替えるならタイミングは!?
保証期間内かどうかにもよりますが、運悪く故障が多いアルファードの個体に当たってしまった場合、最悪のケースとして100万円以上の修理費用が必要になる可能性があります。
インバーターの交換は50万円~60万円ですのでエンジンに比べればまだ安い方ですが、交換しても再発するリスクがありますので安心はできません。
走行距離や年式、愛着度、故障部位や修理費用など様々な条件を加味して考えなければなりませんが、一つの手段として「売却」もあります。
売却するならできるだけ高く!
どうせ売却するなら、できるだけ高く売りたいものです。そこでお勧めなのが一括査定です。
一括査定は複数の買取業者に同時に査定を依頼するものですが、単独で買取業者に持ち込むよりもメリットがあります。それは「買取業者にとって競合他社がいる」ということです。
自社で買い取りたいという想いはどの業者も同じはずですので「他社よりも高値をつけてでも買い取る」ために、買取額が高くなる可能性があるのです。
特に、提携業者数No.1のカーセンサーの一括査定であれば、自宅の近所はもちろん、他の地域を指定して業者を選ぶこともできますので、より高く売却できる確率が高くなります。
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アルファードの売却のタイミングは難しいものですが、「10年落ち」「10万km」など自分なりに目安を決めておいた方が良いでしょう。
また、中古車の相場は日々めまぐるしく変化していますので、「売却」が頭をよぎった時が売り時かも知れません。
アルファードの故障のために高額な修理費用が必要になってしまったら、買い替えを検討するのも一つの手段だと思います。