なぜ人気が続く!?ハリアーの魅力!
現行モデルの3代目ハリアーは2013年に販売開始され、2017年6月にマイナーチェンジされています。
販売開始から好調を維持し続けているハリアーですが、その魅力はどこにあるのでしょうか?
■エクステリア
従来のハリアーの流れを継承しつつ、エッジの効いた美しいボディライン、流れるようなフォルムなど、「伝統と近未来」が融合した実に存在感のあるエクステリアに仕上がっています。
■インテリア
ハリアーの魅力を語る上でインテリアは外せません。その中でも特筆すべきはシート。優しく包み込まれるようなデザインで、街乗りでも長距離でも疲れることなく乗り続けられるようにと「人間工学」に基づいて設計されています。
■燃費性能
ハイブリッド車ではJC08モードで21.4km/L、ガソリン車でも同16.0km/L、さらにターボ車においても13.0km/Lと、パワフルでありながらも優れた燃費性能やスムーズな走行性能を兼ね備えています。
魅力はまだまだありますが、特にハリアーはロングドライブ時に高い快適性を発揮すると言われています。その理由としてこのようなものが挙げられます。
■快適温熱シート
シートを温めてくれる機能です。Hi・Mid・Lowの3段階に分かれていて、寒い日はもちろん、冷房を入れている時も背中や腰などを冷やさないよう配慮されています。
■アクセサリーコンセント
メーカーオプションですが、コンセントを搭載することでロングドライブでも携帯電話やスマホの充電、パソコンの充電などが可能なほか、万が一の災害時にも非常用電源として役に立ちます。
様々な性能を兼ね備えたハリアー。次の項目では故障しやすいポイントや修理費用の目安をご紹介します。
ハリアーで故障しやすい箇所や修理費用の目安
ハリアーの中で故障が多いと言われている部分をご紹介します。
■ドアロックアクチュエーターの故障
アクチュエーターとはドアロックを行う物理的な装置のことで、オートロック時に作動するものなのですが、そのアクチュエーターが劣化して電磁力が低下することで完全にロックされず、途中で止まってしまうというものです。
ハリアーは車速に反応して自動でドアロックが作動される仕様になっていますので、反応する車速で走行している間中は自動的にロックがかかるようにロック機構が作動します。
そのため走行中ずっと「カチッカチッ」とロックが動き音が鳴り続ける状態になってしまうのです。
アクチュエーターを交換することで解消しますが、ドアロック機構の他の部分との兼ね合いもありますので、作業工賃を含めて1ヶ所2万5000円~3万円程度は見ておいた方が良さそうです。
■サンルーフからの異音や雨漏り
サンルーフを付けた車において、ギシギシ音やカタカタ音がしたり、雨漏りしてしまうということがあるようです。
ハリアーはもともとボディ剛性がそれほど強くないと言われていますが、サンルーフを付けることでさらに剛性が低下し、ボディやリールの歪みが生じて起こるようです。
雨漏りについては経年劣化ケースもあるのですが、この歪みから結果的に雨漏りをしてしまうこともあります。
ボディやリールなどの変形ですので根本的な修理が難しく、ゴムパッキンを交換するなどで対応するしかないようです。
その場合、作業工賃込みで1万円~1万5000円程度を見ておきましょう。
■純正カーナビの故障
ディスプレイが突然落ちてしまう、電源が勝手にオン・オフしてしまう、突然音が鳴らなくなってしまうなど、純正のカーナビの一部には不具合が多発しているものがあるようです。
生産ロットによってクオリティにばらつきがあることが原因と言われていますが、運悪く当たってしまうとカーナビを交換しなければなりませんので、作業工賃込みで10万円~15万円、あるいはそれ以上かかるかも知れません。
もちろん保証期間内であれば無償で交換してもらえますが、保証期間が過ぎてしまっている場合は社外品を取り付けることも検討した方が良いでしょう。
■ゴムブッシュ
ショックの吸収、操縦の安定性、振動の緩和などに役立っているタイヤのゴムブッシュが劣化して硬化することで「ギコギコ」のような異音が足回りから聞こえるようになるというものです。
または劣化していなくても乗り始めなど冷えて硬くなっている状態の時にも同様の異音が聞こえることがあります。
解消するにはゴムブッシュの交換が必要になるのですが、ホイール1つにつき複数個付いていますので、全て交換するとなるとトータルで5万円以上かかってしまうことがあります。
このような故障が報告されています。特に初代・2代目に多いと言われている故障ですが、3代目でも発症する可能性がありますので押さえておきましょう。
ハリアーのその他の故障
その他報告されている故障や不具合の中で特に目立つものとしては
・アイドリングが安定しなくなる
・ATのLEDが切れやすい
・冬場は足回りが十分に暖まるまで、少しの段差でもガチャガチャ音が聞こえる
・サイドウィンドウ下部に取り付けられているメッキモールがズレる
・エアコンを作動させるとカタカタという異音が聞こえる
・エンジンスタート時にエンストを起こしやすい
・電動パワステを制御するコンピューターの故障から来るステアリングのブレ
などがあります。
中にはごく軽微なものもありますが、事故などの誘因となってしまう可能性もありますので、何かおかしいと感じたらディーラーで調べてもらうことをお勧めします。
一度は乗ってみたい!それがハリアー!
故障や不具合などトラブルは確かに残念ですが
「夜のハリアーがカッコいい!」
と言われるほど洗練されたボディライン、高級感溢れるインテリア、女性が運転しやすいと言われている車体や操作性能、そして約295万円から買うことができるなど、たくさんの魅力が詰め込まれている1台です。
街乗り、海や山などのアウトドア、ロングドライブ、そしていざという時など様々なシーンにおいて活躍してくれるハリアーはぜひ一度は乗ってみたい車と言えるのではないでしょうか。