シエンタの人気のポイントはここ!
HOW DO YOU USE TODAY?(あなたは今日をどう使う?)
トヨタのサイトに掲載されているシエンタのページにアクセスすると、最初に飛び込んで来るのがこの一文です。
「スポーツバッグのように様々なシーンに合わせて色々な使い方ができる」というシエンタの特徴を表したフレーズですね。
そんなシエンタの人気のポイントをいくつかご紹介します。
■エクステリア(外観)
立ち位置としては「ファミリーカー」「コンパクトミニバン」なのですが、外観はとてもスポーティーです。特にフロント部分は洗練されていて、ヘッドライトからバンパーにかけてのフロントガーニッシュが特徴的です。
■インテリア(内装)
インパネは曲線美を強調したデザインのほか、シフトノブには本革が巻かれていたり、サテンメッキ仕様のベゼルなど、全体的に高級感を醸し出しています。
また、シートはクッション性が高く、快適な座り心地を得ることができますし、コンパクトでありながら、3列目でも足元に余裕を感じられます。
もちろんラゲッジスペースも広くなっていますので、まさに冒頭の言葉通り様々なシーンに合わせて色々な使い方ができる車ということになります。
■燃費
新型には新たにハイブリッドモデルが追加されていて、JC08モードの燃費はハイブリッドで27.2km/Lを記録しています。
ノーマルエンジンでも燃費性能が大幅に向上し、20.6km/Lとなっています。
ハイブリッド、ノーマルいずれにおいても高い燃費性能を兼ね備えているのがシエンタです。
そんなシエンタ、故障しやすい部分やその修理費用はいくらくらいになるのでしょうか?
シエンタの故障とその修理費用の目安をご紹介!
シエンタで故障しやすい部分などはいくつか報告されていますが、その中でも特に修理費用が高額になってしまう可能性がある故障についてご紹介します。
■CVTの故障
いわゆるトランスミッションのことですが、実はシエンタはCVTの故障が比較的多いということで知られています。
・クリーピング(アクセルを踏まなくてもゆっくり前進する現象)しなくなる
・変速時のもたつき、鈍り
・アクセルを踏み込んだ量に対して反応が弱い
などの症状が5万km以下でも現れてしまうことがあるようです。
CVTにもエンジンオイルと同じようにオイルがありますが、トヨタはこれを積極的に交換するよう勧めるケースが少ないと言われています。
CVTの故障はまさにこのCVTオイルの劣化などが原因と言われていますので、特にトヨタが勧めていなくてもできれば2万km~4万kmごとなど、定期的な交換をしておくと良いのではないでしょうか。
もしCVTが故障した場合は交換することになるのですが、作業工賃等を含めてトータル40万円~は覚悟しなければなりません。
■CVTの不調
CVT自体、トラブルが多いトランスミッションと言われていますが、初代シエンタでは特にCVTの不調が多いとされています。
目立つ不調は変速ショックで、PからDに入れた時、走り出した時などのショックが大きくなり、車全体が大きく揺れるようなショックを感じることも少なくないと言います。
こちらもやはりCVTの交換が必要になってしまいますので、40万円~の費用を見ておく必要があります。
もしリビルト品があれば25万円~30万円くらいに抑えることができますが、それでも高額になるということは覚えておきましょう。
■エンジンオイルの燃焼
俗に「オイル上がり」などとも言われますが、エンジンオイルがシリンダー内に多量に流れ込み、燃料と一緒に燃やされてしまうのです。たまに街中で見かける「排気ガスが白い」というのはオイルが燃焼されている証拠です。
シエンタに搭載されている1NZ-FE型エンジンにおいて報告されていて、新車であっても起こりうるとされています。
・エンジンオイルの消費が早い
・排気ガスが白い
・オイルの匂いがする
などの場合はできるだけ早くディーラーに持ち込みましょう。保証期間内であればもちろん無償で修理してもらえますが、期間が過ぎてしまうとざっと見積もっても10万円以上の修理費用がかかってきます。
■スライドドアの故障
スライドドアの中でも特にパワースライドドアは故障が多いと言われているのですが、シエンタも例外ではないようです。
手動での開閉は問題がなくても、自動で開閉しようとすると
・スムーズに開かない(何かに引っかかりながら開くような感じになる)
・まったく開かない
という症状が現れます。
ディーラーに持ち込むとスライドドア一式を交換することになるケースが多いのですが、その場合は作業工賃等含めてトータルで10万円~を見ておかなければなりません。
ただ、スライドドアではなく「スライドドアロックレリーズモーターユニット」と呼ばれる部位(スライドドアをロックする役割を担う部分)のみの故障であればモーターとそれに関わる部位のアッセンブリー交換で3万円程度で済みます。
シエンタで修理費用が比較的高くなってしまうのはこのような故障です。
シエンタのその他の故障
その他に報告されている故障をいくつかご紹介します。
■加速不良
新型シエンタで多く報告されているのが加速不良です。
トヨタからは正式にリコールやサービスキャンペーンとして発表されていませんが、発進時にアクセルを踏み込んでも加速しないというものです。
信号待ちからの発進時、右左折直後、高速道路での合流時など加速がスムーズにいかないと危険なシーンは多々あります。
もし少しでもおかしと感じたら、速やかにディーラーに持ち込みましょう。
■ノッキング
1NZ型のエンジンはスラッジ(劣化した油分やサビなど)が溜まりやすい傾向にあります。
するとシリンダー内で燃焼異常が発生し、エンジンルームからキンキン・カラカラといった異音が聞こえるようになったり、振動を感じるようになります。
これ自体がすぐに何らかの影響を及ぼす訳ではありませんが、ノッキングが酷かったりそのままにしてしまうのはエンジンにとって良いことではありませんので、ディーラーでエンジン内部の洗浄やECUのデータ書き換えが必要です。
買い替える?修理する?判断基準は難しい!
車をお持ちの方で事故や故障を経験した方はお分かりかと思いますが、買い換えるか?修理するか?これには明確な基準がありませんので、判断はとても難しいものです。
全損事故などのように明らかに乗れない状態であったり、40万円などの高額な修理費用が必要な故障の場合などは諦めもつきやすいのですが、10万円程度の修理費用の場合はとかく迷ってしまいがちです。
ただ、愛着うんぬんは置いておいて現実的に考えると、どんなに修理をしても車の価値は下がっていく一方ですし、修復歴が増えれば増えるほど買取額や下取り額は低くなってしまいがちです。
価値観は人それぞれですので一概には言えませんが、自分の中で「修理代は○円まで」と決めておき、予算を超えるようであれば思い切って買い換えることも検討してみることをお勧めします。
その時にお勧めなのがカーセンサーなどの一括査定です。
簡単な情報を入力するだけで、入力した住所から近い業者を最大10社まで自動選出して表示してくれます。
自分で査定してもらいたい業者を選んで依頼することもできますし、住所を変えれば他の地域の買取店も表示してくれます。
自分で回るよりも効率的にかつ多くの買取業者に査定してもらうことができますので、より高く買い取ってもらえる業者を選ぶことが可能になるのです。
もし買い換えを検討するなら、タイミングを逃さないためにも一括査定を上手に活用することをお勧めします。