ノートの安全性能はすごい!不具合やリコール情報も併せてご紹介!

日産の技術が詰め込まれた大人気車種・ノート。今回は特に安全性能について触れながら、これまでに発表されている不具合・リコール情報などもご紹介して行きます。

日産ノートに搭載された安全性能をご紹介!


2016年11月に行われたマイナーチェンジで「e-POWER」搭載車を発表した日産ノート。このマイナーチェンジを機にノート人気も復活し、大きな話題を呼んでいます。

ここでは予防安全性能の試験において最高評価ランクの「ASV+」を獲得したノートの安全性能について代表的なものをご紹介します。

■インテリジェントアラウンドビューモニター表示機能付きスマート・ルームミラー

後方の乗員やヘッドレスト、積荷などで見えにくい後方視界をクリアに保つほか、レバー操作で車両後方に設置されているカメラを映し出すモニターに切り替わり、後方車両などをはっきりと確認することができます。

■インテリジェントアラウンドビューモニター

トップビュー、フロントビュー、サイドブラインドビュー、バックビューなどがスイッチ操作で簡単に切り替えられ、周囲の安全確認をしたり、駐車スペースにスマートに駐車することができます。

自車を真上から見下ろしているような映像もスマート・ルームミラーに映し出すことができます。

■インテリジェントエマージェンシーブレーキ

フロントに設置されたカメラで前方の歩行者や車両を検知し、衝突の可能性が高まると警告灯や警報でドライバーに回避を促します。

もしそこでドライバーが反応できなかった場合は緩くブレーキを作動させ、それでもドライバーが安全に減速できなかった場合に緊急ブレーキが作動します。

■踏み間違い衝突防止アシスト

駐車操作などで低速走行時に進行方向(前進・後退いずれも)に障害物があり、衝突する危険があると検知した場合、もしくはブレーキとアクセルを間違えて急発進しそうになった場合に作動するシステムです。

・低速衝突軽減ブレーキ

障害物に衝突する恐れがあると判断した場合、エンジン出力制御にブレーキ制御が加わって衝突を防止します。

・低速加速抑制機能

誤ってアクセルを踏み込んでしまった時、エンジン出力制御によって急発進を抑制して衝突を回避します。

なおこのシステムは、壁などの障害物だけでなく、コンビニのガラスなども認識します。

ほかにも

・LDW(車線逸脱警報)
・ABS(アンチロックブレーキシステム)
・VDC(滑りやすい路面、障害物回避時などの横滑り軽減)
・高強度安全ボディ+歩行者傷害軽減ボディ
・SRSエアバッグシステム+SRSカーテンエアバッグ
・全席ELR付き3点式シートベルト

など、ノートにはたくさんの安全装備が搭載されています。

なお、これらの安全装備はグレードなどによって標準装備かオプションかなどが変わってきますので、詳しくはディーラーの担当者にご確認ください。

ノートのリコール情報


2017年8月現在までに国土交通省に届けられているノートのリコール情報をご紹介します。

《2016年6月10日開始のリコール》

■不具合の内容

過給機付エンジンの左側エンジンマウントにおいて、ブラケットの締結ボルト用ネジ穴の加工が不適切なため、ネジ穴を二重に加工したものがあります。

そのため、CVTの駆動力等の振動により締結ボルトが緩み、そのまま使用を続けるとボルトが破断してエンジンが傾き、最悪の場合ドライブシャフトが外れ、走行できなくなるおそれがあります。

■改善の内容

当該左側エンジンマウントブラケットの締結ボルト用ネジ穴を点検し、二重に加工されたものは左側ブラケット一式を良品と交換します。

《2016年1月22日開始のリコール》

■不具合の内容

過給器付きエンジンの点火コイルにおいて、耐久性が不足しているため、通電による発熱等の繰り返しにより内部素子が破損することがあります。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、点火コイルが点火できず、エンジンが失火して加速不良となり、最悪の場合走行中エンストして再始動不能となるおそれがあります。

■改善の内容

当該点火コイルを対策品と交換します。

《2015年6月26日開始のリコール》

■不具合の内容

ニスモ仕様車の床下補強板において、組付け作業が不適切なため、組付けボルトの締付けが不足しているものがあります。

そのため、そのまま使用を続けると、走行中の振動等により当該ボルトが緩むおそれがあり、最悪の場合、床下補強板が脱落して、他の交通の妨げになるおそれがあります。

■改善の内容

当該組付けボルトを新品と交換し、適切に締め付けます。

《2015年6月26日開始のリコール》

■不具合の内容

プッシュエンジンスタータスイッチを組み付けるイモビライザアンテナの成形条件が不適切なため、熱収縮により、当該プッシュエンジンスタータスイッチとの隙間が狭くなり、摺動抵抗が増加したものがあります。

そのため、そのまま使用を続けると、当該スイッチ操作時に押したまま戻らず、緊急停止操作と判定してエンジンを停止することがあり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがあります。

■改善の内容

当該プッシュエンジンスタータスイッチの嵌合リブを削除してイモビライザアンテナとの隙間を確保するとともに、スイッチに防振材を貼付します。

近年ではこのようなリコールが発表されています。

ノートのサービスキャンペーン情報


リコールや改善対策には該当しない不具合で、無償で修理・交換を行ってくれるサービスキャンペーンをご紹介します。

《2015年11月27日発表のサービスキャンペーン》

■不具合の内容

ニスモ仕様車の床下補強板において、組付け指示が不適切なため、当該床下補強板が装着されていないおそれがあります。

■改善の内容

当該床下補強板の有無を点検し、未装着の場合は新品を組み付けます。

《2014年9月5日発表のサービスキャンペーン》

■不具合の内容

LレンジからDレンジへのセレクト操作時、シフトセレクト位置判定はDレンジであるにもかかわらず、マニュアルバルブが瞬間的にNレンジ位置となり、CVTのクラッチ油圧が一旦低下することがあります。

その後、マニュアルバルブがDレンジ位置となり、油圧が復帰しクラッチが締結する際、異音や振動が発生するとともに、CVTのベルトが滑るおそれがあります。

そのままの状態で使用を継続すると、ベルト滑りが進行して、フェールセーフモードによるトルク制限により、発進、加速がもたつくおそれがあります。

■改善の内容

当該CVTコントロールユニットを対策プログラムに書き換えます。また、当該CVTコントロールユニットの故障履歴を確認し、ベルト滑りの痕跡がある場合はCVT一式を新品と交換します。

近年発表されたサービスキャンペーン情報はこのようなものになります。

今一度、対象車両やその他のリコール情報等の確認を!

リコール等の重要な情報についてはDMが送られて来るはずですが、購入後に引っ越してしまって届いていなかったり、届いたけど失念していたり紛失してしまったりという可能性もありますので、念のため今一度確認をしておきましょう。

■日産のサイト上で確認
リコール関連情報

■電話で確認
日産お客様相談室 0120-315-232(年末年始を除く9:00~17:00)

なお確認には車台番号が必要になりますので、車検証をご用意ください。

技術の日産、これからの進化にも期待大!

今回はノートの不具合やリコール情報等を中心に、安全性能についても触れてきました。

e-POWER搭載車の登場によって人気が再燃してきたノート。

走りの面でも燃費の面でも安全の面でも、さすが「技術の日産」と呼ばれるだけのことはあります。

それでいて価格帯も139万円台~と非常にお手頃ですので、人気が出て当然と言えるかも知れません。

次はどのような新技術を開発してくれるのか、今から楽しみでなりません。