アクセラの魅力はマツダそのものの魅力!
アクセラは5ドアスポーツと4ドアセダンがあり、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンのほか、新型においてはマツダ初となるハイブリッドもラインナップされています。
シンプルながら飽きのこない洗練されたデザインや高い走行性能、ガソリン車並みの静けさを持ちながら高い燃費性能を兼ね備えたディーゼル車など、マツダの魅力存分に込められていて、20代~50代までの幅広い年齢層に人気です。
特に注目すべき点として次の新性能があります。
■「G-Vectoring Contorol」を採用!
新型ではマツダが掲げる「人馬一体」の走りをさらに進化させた「SKYACTIVE-VEHICLE DYNAMICS」という技術の第一弾として、「G-Vectoring Contorol」を初めて採用しています。
これは、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、横方向・前後方向の加速度をコントロールする技術です。
日常の街乗りなどから緊急回避が必要なシーンまで一貫して制御効果を発揮しますので、高い安心感を得ることができます。
特にマツダは
「降雪、降雨時などの滑りやすい路面でより高い効果を発揮し、操縦安定性を向上させる。」
と謳っています。
さらに、乗員にかかる加速度の変化(横Gなど)をより滑らかにし、体の揺れの低減、乗り心地の向上も実現しています。
まさにマツダの魅力そのものが込められたアクセラですが、初期不良が比較的多いとも言われています。
アクセラに多い故障や修理費用の目安は?
アクセラの中でも比較的多いと言われている故障をご紹介します。
■AT(オートマチックトランスミッション)の故障
特に2代目BL系(2009年発売)に多いと言われているのがATの故障です。
具体的には変速動作に異常が起こるもので、1速~2速はスムーズにいくものの、3速にアップしてくれなくなってしまうというものです。
2速のまま走り続けるわけには行きませんので要修理となるのですが、ほとんどのケースでAT交換となるようで、作業工賃を含めても20万円以上は見ておかなければなりません。
■オルタネータープーリーの故障
発電機であるオルタネーターにはプーリー(いわゆる滑車)が付いているのですが、このプーリーが故障してしまうことでバッテリー上がりを起こしてしまうというものです。
アクセラのオルタネータープーリーにはワンウェイクラッチと呼ばれる「一方向にのみ回転力を伝えるクラッチ」が採用されているのですが、逆方向の力がかかった時に空回りする構造になっていることが原因と言われています。
オルタネーターが機能しなくなることでバッテリーは放電し続けてしまい、新品に交換したばかりであっても一晩でバッテリーが上がってしまうというケースも報告されています。
プーリーの交換自体は高くありませんので、作業工賃を含めても1万円以内で納まるでしょう。
■ECUデータのバグ
ECU(エンジンコントロールユニット)において警告システムのデータにバグが発生し、全く異常がないのにアイドリングストップ機能である「i-stop」の警告灯が点滅してしまうというものです。
初期不良ですので無償でECUのデータを書き換えてもらうことができます。
■その他の初期不良
アクセラは水回り系が少し弱いと言われています。数千キロしか走っていないにも関わらず「ラジエーターが漏れ始めた」または「滲み始めた」という例も報告されています。
ラジエーター、各種ホース、ウォーターポンプ、リザーバタンク、サーモスタットなどを交換することになるのですが、初期不良と認められればもちろん無償です。
初期不良でない場合や保証期間が過ぎてしまった場合は、交換や修理する部位にもよりますが10万円~20万円などの費用が必要になることがあります。
以上が、アクセラで目立つと言われている故障です。
アクセラのその他の故障
比較的軽微ではありますが、上記以外に報告されている故障やトラブルをご紹介します。
■ナビのGPSがおかしくなる
故障というよりも単純に精度が低い・性能が悪いということかも知れませんが、ナビに表示される自車の向きが反対になってしまうことがあるようです。
■パーキングセンサー音
ギヤをRに入れた時、パーキングセンサーが作動して「ピー」などの音が鳴りますが、通常では1音階のところ、まれに2音階になってしまうことがあるようです。
■i-stopが作動しない
アイドリングストップ性能であるi-stopが作動したりしなかったりする(あるいは全く作動しない)というものです。
■オートクルーズが作動しない
高速道路を走行中などに使用するオートクルーズ機能が突然作動しなくなってしまうというものです。再始動などによって解消することがあるようです。
ネット上などではこのような例が報告されていました。
なお、スピーカーから「ザー」のようなノイズに近い音が聞こえることがあるのですが、これは車線逸脱警報の音とのことですので故障ではなようです。
買い換える?修理して乗る?
最終的には所有者の判断になりますが、アクセラには冒頭でご紹介した以外にも様々な魅力が込められた車です。
■「DE精密過給制御」
過給圧の制御を最適化することで、より細かな燃料噴射を可能にしました。これによりエンジンのトルク応答をさらに緻密にコントロールでき、ドライバーの意思に沿った人馬一体の走りを実現しています。
■「ACTIVE DRIVING DISPLAY」
ディスプレイを「走行環境情報(ディスプレイ上部)」、「車両情報(同下部)」に分けたことで視認性をアップしています。また、カラーや輝度、コントラストなどを進化させ、読み取りやすさも向上しています。
■「i-ACTIVSENSE」
走行中、前方のカメラで速度標識を認識して制限速度をディスプレイに表示します。また、速度超過している場合の警告灯の点滅やブザー警告を設定することもできます。
精悍で品格がある外観、 上質さとスポーティさが共存している内装に加えこれらの技術がふんだんに詰め込まれたマツダ・アクセラ。
高額な修理費用が必要になってしまったら買い替えを検討せざるを得ないかも知れませんが、そうでなければ、できるだけ長く乗り続けたい車の一つと言えます。
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もし買い換えを検討するなら、タイミングを逃さないためにも一括査定を上手に活用することをお勧めします。